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2024.12.16 広域強盗事件 狛江など実行役 26歳被告に無期懲役 東京地裁
「ルフィ」などと名乗る指示役による一連の広域強盗事件のうち、2023年に東京 狛江市で女性が死亡した事件など3つの事件に関わったとして、強盗致死などの罪に問われた26歳の被告に対し、東京地方裁判所立川支部は「強い金銭的欲望に基づき、一連の犯行に主体的、積極的に参加した責任は重大だ」として、無期懲役を言い渡しました。
住所不定・無職の加藤臣吾被告(26)は、「ルフィ」や「キム」などと名乗る指示役の指示を受け、
▽2023年1月、狛江市の住宅で90歳の女性が殴られて死亡し、高級腕時計が奪われた事件や
▽2022年12月に、広島市の高級時計店から現金などが奪われた事件など、
3つの事件に関わったとして、強盗致死や強盗傷害などの罪に問われました。
16日の判決で、東京地方裁判所立川支部の岡田健彦裁判長は「高度で綿密な計画と周到な準備のもと、徹底した役割分担により行われた非常に危険で凶悪な犯行だ」と指摘しました。
そのうえで、「被告は、被害者の生命や身体に重大な結果が生じるような暴行を前提とした強盗だと十分認識していた。強い金銭的欲望に基づき一連の犯行に主体的、積極的に参加した責任は重大だ」として、求刑どおり無期懲役を言い渡しました。
一連の広域強盗事件のうち、唯一、被害者が死亡した狛江市の事件で、1審判決が言い渡された実行役はこれで3人目です。
また、主な捜査対象となった8つの事件では、すべて指示役が起訴されています。
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2024.12.15 SNSで呼び出され複数人から暴行 現金など奪われる被害 川崎
川崎市川崎区の公園で14日深夜から15日未明にかけて男性が複数人から暴行を受け、現金などを奪われる強盗致傷事件がありました。
15日午前5時半ごろ、川崎区桜本の公園で「ネットで知り合った女性から相談があるから来てと言われ男2人に殴られた」と110番通報がありました。
警察によりますと、14日深夜、川崎市のアルバイトの男性(20)が知人女性にSNSで呼び出されて公園に向かったところ、男女合わせて5人に取り囲まれて殴る蹴るなどの暴行を受け、現金およそ6000円やスマートフォン2台などを奪われたということです。
暴行は数時間続き、男性は頭部や顔面に打撲などのけがを負いましたが命に別状はないそうです。
男性は女性とインスタグラムを通じて2、3年前に知り合ったと説明しているということです。
2024.12.15 特殊詐欺被害 ある日突然
60代女性語る
特殊詐欺の被害が県内で相次いでいる。警察官をかたるなど複数の人物が役割を分担し、巧みなやり取りで相手を信じ込ませる。県内の今年1~11月の被害は前年比35件増の244件、約12億円に上る。被害に遭った奈良市内の60歳代女性が手口や教訓を語った。
県内1~11月 244件12億円
「偽者」疑ったけど…
「詐欺のニュースは見ていたが、自分には危機感がなかった」。今年10月11日、突然にインターネットホットラインセンターを名乗る女から「高知県で購入した高級ブランドバッグの代金を払っていない。詐欺をしていますね」と、女性の携帯に電話があった。
ふだんは知らない番号の電話には出ないようにしていたが、この時は外出中だったこともあり思わず取ってしまった。「身に覚えがない」と否定したが、すぐに「高知県警のカネモト」と名乗る女から連絡があり、「あなたにマネーロンダリングの疑いがかけられている。潔白を証明するためには資産を調査しなければならない」と言われた。
「言葉巧みで、受け答えもしっかりとしており、信用してしまった」と当時を振り返る。家族に言わないこと、毎日、「LINE」で居場所を伝えることなどを約束させられた。
それでも女性は「偽者ではないか」と疑い、ネットなどで調べると高知県警をかたる詐欺などの情報もあったが、ビデオ通話で警察が着用しそうな青色のシャツや偽の警察手帳を見せられ、信じてしまったという。
LINEで「逮捕状」も
時には優しい口調で語りかけられ、趣味の話などもした。解決したら会おうとも言われた。
逮捕状も示され、カネモトの上司だという男も登場。資金の流れを調査するという名目で定期預金を解約させられたり、複数の銀行口座を二つにまとめさせられたりし、現金の保有状況を写真で送った。その後、言われるがままに指定された銀行口座などに5回にわたり、計3250万円を振り込んだ。
11月8日、女性に「潔白が証明された。送金されたお金は返金します」と連絡があった。家族に報告すると、即座に「詐欺だ」と言われ、警察署に行った。それでも女性はまだ信じて疑っていなかった。
金融機関が凍結した約1000万円を除いた額が奪われた。「隙があったと思われるだろうが、電話は突然かかってくる。一緒に潔白を証明しようとしてくれていると信じ、気がつけば言いなりになっていた」。女性は後悔の念を口にした。
県警の梶祐吾・犯罪抑止対策室長は「警察官を装った詐欺は増加傾向にある。警察官からLINEを使用した連絡は絶対にない。そういった場合はすぐに相談してほしい」と呼びかけた。
2024.12.15 交流サイト(SNS)で知り合った相手に1千万円超をだまし取られたとして、兵庫県神戸市北区の男性会社員(46)が14日午後、県警神戸北署に届け出た。同署は詐欺事件として調べる。
同署によると、男性は今年7月にシンガポール人を名乗る女性からSNSで連絡を受け、やりとりするうちに好意を寄せるようになったところ、暗号資産(仮想通貨)を使った投資を勧められ、9月7日~10月18日の24回にわたって、計約1167万円相当の暗号資産を指定先に送金したという。
男性は10月に暗号資産の口座がゼロになっているのに気づき、相談先の指摘を受けて、被害を届け出た。
2024.12.14 特殊詐欺+SNS型詐欺=被害額初の10億円超 スマホ悪用か 山口
特殊詐欺+SNS型詐欺=被害額初の10億円超 スマホ悪用か 山口
山口県内の特殊詐欺とSNSを利用したSNS型詐欺を合わせた被害額が今年11月までに、初めて10億円を突破し、12億円超に達した。県警によると、SNS型詐欺が全体の6割超を占める。すでに、約7千万円をだまし取られる事件が2件起きている。
今年1~11月の県警のまとめによると、被害額は、12億1614万円にのぼる。すでに、昨年1年間の約6億円を大きく上回っている。
今年の特徴は、SNS型詐欺の多さだ。
手口として、ウソの投資話を持ちかける「投資詐欺」と、恋愛感情を抱かせた相手からカネをだまし取る「ロマンス詐欺」に大別される。
例年は、電話で架空の料金を請求する詐欺が主な手口だが、今年はいまのところ、SNS型投資詐欺が58件5億1483万円と最多となっている。SNS型ロマンス詐欺は32件2億8803万円。二つを合わせたSNS型詐欺の被害額は、今年全体の66%を占めている。
今年11月までのSNS型詐欺1件あたりの被害額は、投資詐欺・ロマンス詐欺ともに約900万円。昨年1年間は、投資詐欺約750万円、ロマンス詐欺約700万円だった。
今年8月までの被害者の性別は、投資詐欺が男性52%、女性48%。ロマンス詐欺は男性55%、女性45%だった。年代別にみると、投資詐欺の最多は60代の40%、ロマンス詐欺の最多は50代の36%となっている。
悪用されているSNSは、投資詐欺ではインスタグラム27%、フェイスブック19%。ロマンス詐欺ではフェイスブック、マッチングアプリがそれぞれ23%という結果だった。
SNS型詐欺では、巨額の被害を被った被害者が出ている。
投資詐欺をめぐっては、今年3月、宇部市内の80代男性が投資名目で7千万円をだまし取られる被害が判明した。
1月5日、男性が投資に関する広告をネットで見付けて連絡すると、金や原油の取引を「30%もうかるチャンスがある」などと勧められ、2月7日までに指定された口座に5回にわたって計7千万円を振り込んだ。
ロマンス詐欺でも、SNSで海外勤務中の医師を名乗る男と知り合った周南市の80代の女性が、約6800万円をだまし取られていたことが11月にわかった。
被害者と加害者の金銭のやりとりの大半が「非対面」で行われているのも特徴のひとつ。銀行のATMやインターネットバンキング、暗号資産が狙われているという。
県警幹部は「スマートフォンでどこでも、いつでもつながれる利便性が、犯罪の『飛び道具』として悪用されている」と指摘する。
2024.12.13 埼玉県の女子高校生4人が「闇バイト」に応募して特殊詐欺に関わり警察に検挙されていたことがことがわかりました。
「現金を受け取って運ぶ仕事」などと勧誘され闇バイトに応募していたということです。
埼玉県に住む15歳から17歳の女子高校生4人は、ことし7月から9月、埼玉や東京であった複数の特殊詐欺事件に関わったとして警察に逮捕され、家庭裁判所に送られました。
警察によりますと、このうち16歳の高校生がことし7月、SNSを通じて闇バイトに応募し友人3人も誘って特殊詐欺の「受け子」や「出し子」などを繰り返していたということです。
この高校生はSNSで時給の高いアルバイトを探していたところ「現金を受け取って運ぶ仕事」などと勧誘され闇バイトに応募していました。
調べに対し「遊ぶお金が欲しかった。犯罪かどうかは自分なりに調べて大丈夫かと思った」などと供述しているということです。
1件あたり数万円の報酬を受け取っていたとみられ警察は指示役の特定など実態解明を進めています。
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