「医療費の戻りがある」と還付金詐欺で60代女性が約100万円被害北海道江別市
北海道放送 2023年8月6日(日) 10:23
北海道江別市に住む60代の女性が、市役所の職員などを名乗るグループに「医療費の還付金」などの名目で、現金約100万円をだまし取られました。
警察は還付金詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、3日、江別市の60代の女性宅に、市役所職員を名乗る人物から女性の声で「医療費の明細と一緒に送った返信書類が、送られてきていない」、「医療費の戻りがある」などと電話がありました。
その2日後には、金融機関職員を名乗る人物から男性の声で「ATM(現金自動預け払い機)に行って、着いたら電話してくだい」と電話があり、女性はATMに向かい、男の指示通りに操作し、約100万円を振り込んだということです。
女性は不審に思い、直後に通帳を確認したところ、振り込みになっていたことに気づき、交番に相談し、事件が発覚しました。
警察は「ATMを操作して還付金が受けとれる」という話は詐欺だとして、不審な電話があった場合は、警察相談専用電話「#9110」に連絡するよう呼びかけています。
【詐欺グループが被害者に語った文言】
「医療費の明細と一緒に送った返信書類が送られてきていない」
「医療費の戻りがある」
「金融機関に身分証などを持っていくと手続きができる」
「50万円以上の残高があれば手数料が無料になる」
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