実在の警察署番号表示 特殊詐欺「新手口」か、警視庁が警戒 2023.8.28……【Press】【Japan,にほん】実在する警察署の電話番号を悪用した特殊詐欺の手口が、最近、確認されるようになっているという。スマートフォンや固定電話の画面に警察署の正式な番号が偽装表示され、電話に出た高齢者らに「警察官」と信じ込ませ、現金などをだまし取るというが、正式な番号を表示されるシステムは不明で、警視庁は警戒を強めている。
➤【日本】近日,有消息称,一种滥用现有警察局电话号码的特殊诈骗手段已被证实。智能手机和固定电话屏幕上伪装了警察局的官方电话号码,接听电话的老年人被骗误认为是“警察”,骗取他们的现金和其他物品。
今年7月下旬,居住在东京板桥区的一名50多岁的女性,在她的智能手机上接到了两个固定电话打来的电话,其结尾都是“0110”。由于她在工作,所以无法接通,但几个小时后她回电话时,接通了神奈川县警察局的代表。
她告诉对方她接到了电话,但接听电话的工作人员经过详尽调查后,证实没有任何证据表明这个电话来自派出所内的任何地方,特殊欺诈集团伪造警署号码的嫌疑浮出水面。
女子抱怨道:“我很庆幸自己没有接电话,但如果是真实的派出所号码,我再小心也怕被骗。”
据警视厅称,近年来,使用警察局电话号码的情况变得更加突出。今年7月,因涉嫌诈骗未遂而被警视厅组织犯罪课逮捕的28岁男子,也展示了北海道真实警察局的电话号码,拨打了一名70多岁女性的智能手机。 。
随后,当女子接电话时,他冒充警察向女子撒谎称“她涉嫌犯罪”、“她需要邮寄现金”。据称,自2021年8月以来,该团伙已在约50起案件中诈骗总额9400万日元。
不过,据调查消息人士透露,真正的警察局电话号码是如何显示的,具体细节尚不清楚,因为该男子一直保持沉默。东京警视厅的一位高级官员担心“(如果贴上虚假标签)居民将不知道该相信什么”。
警视厅表示,在对2022年11月和2022年12月全国警方确认的特殊诈骗案件进行分析时,犯罪团伙首先联系受害者的最常见方式是“电话”,占85.2%。一名高级警官表示:“无论如何,如果你接到不认识的人打来的电话,你只要不接电话就可以避免损失。”

実在の警察署番号表示 特殊詐欺「新手口」か、警視庁が警戒
2023/8/28 19:52

実在する警察署の電話番号を悪用した特殊詐欺の手口が、最近、確認されるようになっているという。スマートフォンや固定電話の画面に警察署の正式な番号が偽装表示され、電話に出た高齢者らに「警察官」と信じ込ませ、現金などをだまし取るというが、正式な番号を表示されるシステムは不明で、警視庁は警戒を強めている。

東京都板橋区に住む、50代の女性のスマートフォンに今年7月下旬、末尾が《0110》の固定電話から2回着信があった。いずれも仕事中で取れなかったが、数時間後に折り返したところ神奈川県警の警察署の代表につながった。

着信があった旨を伝えたが、応対した職員が調べを尽くしてくれた結果、警察署内の、どこからも発信された形跡がないことが確認され、特殊詐欺グループが署の番号を偽装表示させた疑いが浮上したという。

女性は「電話に出られなかったから良かったが、実在する警察署の電話番号から掛かってきたとなると、いくら注意していても、だまされてしまうのではないか」と訴える。

警視庁によると、こうした警察署の電話番号を悪用した手口は最近、目立つようになっているという。警視庁暴力団対策課が今年7月、詐欺未遂容疑で逮捕した男(28)のグループも、実在する北海道警の警察署の番号を表示させ、70代の女性のスマートフォンに電話を掛けていた。

そして、電話に出たその女性に、警察官らに成りすまし「犯罪嫌疑がかけられている」「現金を郵送する必要がある」などと噓を言って、現金をだまし取ろうとした。グループはこうした手口で、令和3年8月以降、約50件で総額計9400万円をだまし取ったとされる。

ただ、捜査関係者によると、どのように実在する警察署の電話番号を表示させていたのかは、男が黙秘するなどし、詳しくは分かっていないという。警視庁幹部は「(偽装表示ができるとなると)住民も何を信じていいのか、分からなくなる」と危惧する。

警察庁によると、令和4年11~12月に全国の警察が認知した特殊詐欺事件の分析では、犯行グループが被害者に最初に接触する手段として、最も多いのは「電話」で85・2%を占めている。警察幹部は「いずれにしても知らない電話から掛かってきた場合は、出ないことを徹底するだけでも被害は防げる」として、注意を呼び掛けている。

被害額12億円増 架空請求目立つ 今年1~7月

令和5年1~7月、東京都内で発生したオレオレ詐欺などの特殊詐欺事件の認知件数は1625件で、前年同期比72件減となったことが警視庁のまとめで分かった。一方で、被害額は計約33億3千万円で同比約12億3千万円増。「未払い料金がある」などと偽り金銭を詐取する「架空料金請求詐欺」が大幅に増加しており被害額を押し上げた。

警視庁犯罪抑止対策本部によると、手口別の認知件数では、オレオレ詐欺が455件で全体の28・0%を占め最多。次いで預貯金詐欺382件(23・5%)▽還付金詐欺291件(17・9%)▽架空料金請求詐欺256件(15・8%)▽キャッシュカード詐欺盗218件(13・4%)-と続いた。

被害額でもオレオレ詐欺が最多の約18億円で全体の約4割を占めた。次いで架空料金請求詐欺が約15億円で約3割を占めたが、前年に比べ約12億5千万円増となった。

架空料金請求詐欺では一度だまされると、最終的に「資産を安全な場所に移動する」として、全財産をだまし取られるなど被害が高額に及ぶケースが確認されているという。

警視庁は身に覚えのない請求があった場合、応じないようにするほか、家族や警察などに相談することを促している。

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