—
2025.1.1 75歳男性の住宅に2人組強盗 正月で帰省中の「親族男性」けが 就寝中に“ガラス割れる音” 取り押さえようとして叩かれる 愛知・春日井市
愛知県春日井市の住宅に2人組の強盗が押し入り、正月で帰省中だった親族の男性が取り押さえようとして、けがをしました。
元日の午前1時半ごろ、春日井市御幸町にある自営業の75歳の男性の住宅に、2人組が押し入りました。
家には、男性の妻のほかに、帰省中の親族3人がいて、このうち、男性の「次女の夫」にあたる47歳の男性が、右手の小指を打撲するけがをしました。
けがをした男性は、就寝中にガラスの割れる音を聞き、裏口から逃げる2人組を取り押さえようとして、棒のようなもので叩かれたということです。
警察によりますと、逃げた2人組の性別はわかっておらず、いずれも身長およそ170センチのがっちりとした体格で、黒い目出し帽をかぶっていたいうことです。
警察は、強盗傷害事件とみて調べています。
2025.1.1 ブラジル 日本人強盗殺害事件 容疑者がスマホ売却し薬物購入か
南米ブラジルの最大都市サンパウロで78歳の日本人の男性が12月、強盗の被害にあい、殺害された事件で逮捕された容疑者が、奪ったスマートフォン2台を売却したとみられることが、警察への取材でわかりました。地元メディアは売却した金を薬物の購入に充てたと伝えていて、警察が詳しく調べています。
12月24日、鹿児島県出身の福留進さん(78)がサンパウロ市内の自宅近くの市場で妻や孫とともにクリスマスの買い物をしたあと、金を要求した男に銃で撃たれて、殺害されました。
警察は現場から逃走したアンデルソン・タベイラ容疑者(36)を殺人などの疑いで逮捕したほか、22歳の別の容疑者も事件に関与したとして逮捕し、詳しく調べています。
これまでの捜査で、タベイラ容疑者は福留さんたちから奪ったスマートフォン2台をおよそ300レアル=日本円で7600円ほどで売却したとみられることが、警察への取材でわかりました。
地元メディアは、タベイラ容疑者が売却した金を薬物の購入に充てたと伝えています。
家族によりますと、福留さんは1960年に両親などとともにブラジルに移住し、コーヒー農園などで働いたあと、息子とともに自動車整備の仕事をしていたということです。
息子のルーカスさんは「父は多くの逆境に立ち向かってきた。日本から移民としてやってきて生涯働き続けてきた人がこのような最後を迎えたことはことばにできない」と話しています。
2024.12.31 山形県内で相次いだ“悲劇” 「殺人・強盗・火災・交通事故」生命財産を脅かす事件・事故の数々【山形発】
2024年も山形県内では、さまざまな出来事があった。「ことし報じたニュースの今」をシリーズでお伝えする。
三川町の女性殺害事件をはじめ、強盗・死亡事故・大規模火災など私たちの生命財産が脅かされかねない出来事が多く発生した1年だった。
山形県内で相次いだ火災
5月には、大江町で2階建て住宅が全焼。
この記事の画像(17枚)
この家の世帯主の50代の男性と、いずれも20代の息子2人・世帯主の80代の母親の4人が亡くなった。
近所の人は「世帯主が『火事だ! 火事だ!』と助けようと中に入っていった。煙に巻かれたのか、『うちにいるんだ』と、『中には行けない』と行くのを止めて、泣いてダメだった」と話す。
警察によると、火が出た原因は現在もわかっていない。
同じく5月、南陽市で大規模な山林火災が発生。
リポート:
南陽市秋葉山の火災は、16時間以上経ったいまも燃え続けています。
消防や自衛隊のヘリコプターが上空から消火を試みたが、火の勢いは増すばかり。付近の住民は「ものすごい火だった、バーっと上がって。下火になればいいがおそらくならないだろう、風が吹いていないからまだいいが」と心配していた。
火は9日間にわたり燃え続け、約137ヘクタールの広大な山林が焼失。県内最大の山林火災となったこの火事の原因はわかっていない。
県によると、2024年に起きた山林火災は28件と、2023年の1.3倍に上る。原因はたき火やタバコの火の不始末など、人為的なものがそのほとんどを占めている。
相次いだ悲惨な交通死亡事故
4月、白鷹町の国道348号で、軽乗用車と普通乗用車が正面衝突。軽乗用車に乗っていた90代の女性と70代の男性が死亡した。
リポート:
山形市方面から走ってきた軽乗用車がセンターラインをはみ出し、対向車線を走っていた車と正面衝突しました。残されている車を見ると、かなり激しい衝撃だったことがうかがえます。
10月には、長井市で開通したばかりの国道113号「梨郷道路」の交差点で、軽乗用車と大型トラックが出合い頭に衝突。軽乗用車に乗っていた50代と80代の女性2人が亡くなった。
3月に梨郷道路が開通してから、この交差点では5件の出合い頭の事故が起きている。
2024年、県内では、正面衝突や出合い頭の事故が計746件発生。このうち正面衝突で5人、出合い頭の事故で3人が死亡している。2023年の同じ時期と比べいずれも1人減ったが、交通事故による死者全体24人のうち、実に3分の1を占めている。
後を絶たない重大事故に対し、国道113号を管理する国は、車を減速させるためのドットラインを道路に引いたり、すぐそばに交差点があると知らせる看板を設置するなど対策工事を実施した。
リポート:
事故が発生した交差点の300メートルほど手前では、ドライバーに注意を促すための文字やラインを塗装する作業が行われています。
さらに12月、梨郷道路の事故多発地点の制限速度を、これまでの時速70kmから60kmに引き下げた。スピードを出さないことが重大事故防止の第一歩。
郵便局・コンビニで相次いだ強盗事件
9月、白鷹町の簡易郵便局で男が刃物で女性局員を脅し、現金100万円を奪って逃走した。
リポート:
強盗事件が起きた高畠町のコンビニエンスストアです。警察が鑑識作業を行っています。
さらにその1カ月後の10月、今度は高畠町のコンビニでも現金13万円が奪われる強盗事件が発生した。
2つの事件では、その後それぞれ男が逮捕されたが、いくつかの共通点があった。
<共通点>
・女性店員が店に1人でいたところをねらった犯行であること
・動機がいずれも「金に困っての犯行」であること
こうした特徴を踏まえ、11月、山形市のコンビニで、強盗への正しい対応を学ぶ合同訓練が行われた。
県警察本部生活安全企画課・今野奈緒美警部は「なかなか刃物などを突きつけられると冷静になれない部分があると思うが、相手を刺激しないで冷静に対応してほしい」と話す。
<強盗対策>
・日ごろから入店してきた人にしっかり挨拶をして、店内に目を配っていることを感じさせること
・刃物を持った犯人とは距離をとり、逆らわらないこと
そして9月には、三川町役場近くの住宅街で殺人事件が発生。
1人暮らしの90歳の女性が、寝室で死亡しているのが見つかった。
リポート:
三川町役場からほど近いこちらの住宅街の中にある現場です。一夜明けたきょうもブルーシートの奥で現場検証が行われています。
殺害されたのは、三川町横山の無職・阿部祥子さん(90)。頭や胸には複数の殴られた傷や首を絞められた痕があり、警察が「殺人」と断定。警察は延べ3800人の捜査員を投入し、検問や防犯カメラの解析などを積み重ねて犯人の行方を追った。
そして事件発覚から1カ月あまり事態は大きく動いた。
山形県警・川井伸刑事部長:
本日(11月8日)午前11時36分、被疑者を鶴岡警察署において通常逮捕しました。
事態は大きく動いた。逮捕・起訴されたのは、三川町横川新田の無職・石川一馬被告(28)。亡くなった阿部さんと石川被告の自宅の距離は、わずか3km。警察によると、2人に「面識はなかった」とみられている。
近所の人は「会えば気さくな子。正直ショックでした、そんなことをする子でなかったので」と話す。
さらに警察は、石川被告が殺人事件の数カ月前、別の空き家に侵入し通帳などを盗んだ疑いでも再逮捕するなど、余罪についても調べている。
犯行動機は一体何だったのか…、裁判員裁判は2025年に審理が始まる。
(さくらんぼテレビ)
2024.12.30 過度なSNS依存に危うさ 大垣・銀座の強盗事件を振り返る
岐阜県大垣市郊外の住宅街で昨年5月2日、強盗事件が起きた。白昼堂々の凶行だった。
これまでに実行犯や指示役、運搬役ら15人が逮捕され、岐阜地裁で裁判が相次いだ。浮かび上がったのは彼ら「匿名・流動型犯罪グループ」(匿流)の体質と、犯行でSNSが果たした役割だった。
実行犯4人は、ガス会社を装って70代の男性会社役員宅に侵入。殴る蹴るの暴行を加えて骨折などの大けがをさせた。
ところが隙を見て男性は窓から脱出。犯人たちは慌てて2200万円入り金庫などを手に逃走した。
うち2人は神奈川から来た友人同士だった。逃走中に指示役を裏切り、強奪物を持ち逃げする。
だが2日後、横浜市内で2人は何者かの襲撃を受ける。逃げる途中に建造物侵入容疑で逮捕され、これを機に仲間たちも次々と捕まっていった。
持ち逃げで窮地に追い込まれたのは、実行犯に携帯電話で逐一指示を出していた指示役の男だった。2人の捜索を知人に依頼するが、黒幕的な上位者から責任を取って5千万円を払うよう脅される。
同時に、時計店から金品を奪う強盗計画をSNSで持ちかけられる。大金を要求された上に自分や家族の危険を感じていた男は、安易に乗った。
大垣の事件から6日後の5月8日、仲間3人と共謀して東京・銀座の高級時計店に押し入った。夕方、白い仮面やカッパを身にまとった異様な強盗団は、日本有数の繁華街で犯行を繰り広げた。
車で逃走したが、袋小路に迷い込む。東京・赤坂のマンション敷地内に逃げ込んだが、逮捕された。時計店侵入からわずか30分後だった。
匿流は主にSNSを使って結び付き離合集散を繰り返す。つながりが流動的な寄せ集め集団で仲間意識は薄い。強奪物を持ち逃げしたり、失敗した者にカネを要求したりするのはその表れだろう。
実行犯も指示役も当時10代。大垣でも銀座でも失敗を繰り返して結局は捕まった。実行犯2人は懲役7年、指示役は懲役10年の判決を受けた。
いずれの事件でも随所でSNSが使われた。
「いい案件きてる!明日明後日だから」「タタキだら?」「いくらってきいてふ?」(原文ママ)。これは大垣の事件でメンバーがSNSでやりとりした内容で、タタキとは強盗を指す。指示役が銀座の強盗に参加したきっかけもSNSの情報だった。
若い世代にとってSNSは欠かせないが、新型犯罪を育む温床になっているのも事実。匿流の入り口になる「闇バイト」に対し、捜査員が架空身分証を使ってSNSで応募する捜査手法を導入する方針を警察庁が決めるなど、対策も始まった。
だが、取材で感じたのはSNSそのものよりSNSに依存し過ぎる危うさだ。社会を知らない、善悪の判断がつかない、想像力の欠如などだ。強盗犯には厳罰が待っていることや、検挙率が極めて高い(2023年=90.5%)ことを知っていただろうか。
SNSはアイテムに過ぎない。健全な社会を保つためのSNSとの距離感を、国民全体で考える時期が来ている。
2024.12.29 東京 江戸川区で連続コンビニ強盗 男は逃走 同一犯か
29日未明、東京・江戸川区のコンビニエンスストアで男が刃物のようなもので店員を脅し、たばこ数点を奪って逃げました。1時間半ほど前にも近くのコンビニで強盗未遂事件が起きていて、警視庁は同一犯の疑いがあるとみて捜査しています。
29日午前3時25分ごろ、東京・江戸川区の「ローソン江戸川平井三丁目店」で男が刃物のようなものをレジ袋に入れた状態で店員に突きつけ「金、金」などと脅しました。
店員はバックヤードに逃げ込み、その後、男はレジを開けようとしましたが開かなかったため、たばこ数点を奪って北西の方向に自転車で逃げたということです。
店員にけがはなく、当時、店内に客はいませんでした。
警視庁によりますと、男は年齢は60代から70代くらいで、黒色のパーカーと黒色のズボン、黒色のサンダル姿で、白いマスクをつけていたということです。
この事件のおよそ1時間半前の午前2時ごろには700メートルほど離れた同じ江戸川区の「セブンイレブン平井6丁目店」でも男が押し入り、同じ手口で現金を奪おうとした強盗未遂事件が起きていました。
警視庁は、犯行の手口や容疑者の特徴が似ていることから同一犯の疑いがあるとみて捜査しています。
2024.12.29 中国人の男が新幹線の荷物棚を物色、今年は十数回にわたって出入国…窃盗未遂容疑で現行犯逮捕
新幹線の荷物棚に置かれていたリュックサックを物色したとして、警視庁は29日、中国籍で住所・職業不詳の男(46)を窃盗未遂容疑で現行犯逮捕した。
発表によると、男は29日午前7時15分頃、JR東京駅に停車していた東京発博多行きの東海道新幹線の車内で、乗客の会社員男性(49)が荷物棚に置いていたリュックを窃盗目的で物色した疑い。容疑を否認している。
年末年始に合わせ、スリを警戒していた捜査員が目撃し、男を取り押さえた。
男は今年に入り、十数回にわたって出入国しており、警視庁は防犯カメラ映像などから、男が新幹線の車内で窃盗事件を繰り返していたとみて調べている。
2024.12.28 【特集】“結婚詐欺”か 男2人起訴 「借金返済のため」 女性から1億円以上をだまし取った罪 捜査関係者かたる実態“巧妙な演技”の裏に「自転車操業だった」
2024年10月、女性に結婚を約束して信用させ現金をだまし取ったとして逮捕された男2人。
その2人が被害女性の前で演じていたというのは、解体業の会社「社長」とその「秘書」だったといいます。
起訴状などによると、名古屋市に住む、いずれも無職の江尻舟一被告(51)と武田佑気被告(33)は、2024年3月から4月にかけて長久手市に住む女性(当時47)に結婚を約束して信用させ借入名目で現金をだまし取った罪に問われています。
起訴状などによると、マッチングアプリで知り合った被害女性の前に社長、秘書として現れた江尻被告と武田被告。
「会社名義の預金口座が凍結されている。大きな工事が期限よりも早く終わり、 下請け業者に支払う工事代金が必要」
2024年3月、会社が窮地に立たされて金が必要と女性に訴えた上、その2日後には…。
「周りが騒ぎ出して、できれば7日にどうにかならないかな? 無理なら8日まで何とか引き延ばしてみる」
金の借り入れを依頼。
これを信じた女性は、2回に分けて現金3650万円を用意して渡します。
しかし、江尻被告が会社を経営している実態はなく、うその話をもちかけ現金をだまし取った“結婚詐欺”とみられています。
この女性の被害総額は合わせて1億円とされていて、なぜ、2人の被告の話を信じてしまったのでしょうか。
■デートは“お姫様扱い”
「(江尻被告は)スーツをビシッと着てベンツに乗って、仕事ができる風には見えました」
こう話すのは、3年前、2人と出会い“結婚詐欺”の被害を受けたと訴える別の女性。(40代・愛知県在住)
出会ったきっかけは被害女性と同じマッチングアプリ。
「すぐに結婚したい」江尻被告は、出会ってすぐに結婚をほのめかしたといいます。
デート先はいつも夜景が見えるなどの高級レストラン。さらに…。
被害を訴える女性:「毎回花束のプレゼントや手土産がすごかったです」「子どもがいるので子どもへのプレゼントももらいました」「だまされていましたけどやさしくて何でもできる人思いのある人だった」
デートの際は、羽振りがよかったという江尻被告。
武田被告は、秘書兼ドライバーとしてデートに参加していました。
被害を訴える女性:「なんでいるのかなっていう疑問はあったんですけども、秘書(武田被告)も私のことを すごく慕ってると私が可愛がるように持っていかせるのが上手でした」
ところが、付き合って3週間ほどで金を要求してきたという2人。
信じた女性は現金2600万円を手渡したということです。
被害を訴える女性:「お金はコツコツ働いて貯めたお金で今まで味わったことのないお金のなさ」「もう毎月が必死です」
■“自転車操業だった”
捜査関係者によると、調べに対し、「借金返済のためだった」などと容疑を認めているという江尻被告と武田被告。
その後の捜査関係者の取材で浮かびあがってきた新事実。
2人は「女性から得た金を別の女性への“借金返済”にあてていた」という趣旨の供述をしていることがわかったのです。
捜査関係者はこう指摘します。「出会った複数の女性にある程度 借金を返済することで、信用を得て、その中の相談しやすい女性から さらにお金を巻き上げていたのでは?結果“自転車操業”の状態だったと思われる」
被害を訴える女性:「まさか自分の遊ぶお金と他にも女性をだますためのお金で使われていると思ってもいなかった」「本当に助けたいと思って貸したお金なので裏切られて悔しいです」
逮捕後の取り調べで容疑を認めていたという江尻被告と武田被告。
初公判は2025年、開かれる見通しです。
发表回复